アルツハイマー型認知症の一因とされるホモシステイン酸の研究をされている佐賀女子短期大学名誉教授 長谷川 亨先生によると、ホモシステイン酸を抑制することで、アルツハイマー型認知症が改善されているそうです。
長谷川教授は認知症研究の第一人者で30年に渡るアミロイド仮説を反証する学説、ホモシステイン酸仮説に基づき現在、ホモシステイン酸抑制ワクチンの開発に成功された方です。
そのホモシステイン酸を抑制する方法が、フェルラ酸、水素、サンゴカルシウムの複合的な投与という事です。
臨床試験はこうです。
まず、65歳~75歳の記憶障害をもつ8名の男性に、上記の食品(栄養素)の複合的な投与を2ヶ月間続けて実施しました。
その結果は、記憶障害が無くなり血液中のホモシステイン酸濃度が明らかに低くなったそうです。
その後、91名のアルツハイマー型認知症の患者を対象に、同様に上記の食品(栄養素)の複合的な投与を2ヶ月間継続し、認知症テストのMMSE(ミニメンタルステート検査)とNMスケール(N式老年者用精神状態尺度)を実施しました。
結果は、91名のアルツハイマー型認知症の患者が全員、NMスケールのスコアが高まりました。
しかも、
末期患者で、ほとんど傾眠状態だった方(NMスコア0)が、目を見開いて周りの人と会話ができるまでになったというのですから驚きです。
MMSEスコアでも良い結果はでたそうですが、末期患者に関してはMMSEスコアは上がらなかったという事実も述べられていました。