TBSドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』第7話

TBSドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』第7話についてお話ししていきたいと思います。
第6話の終わりには、尚が壇上に立ち、学生たちの前で講演を始めた直後、マイクのハウリングをきっかけにそのまま倒れてしまいました・・・どんな疾患もそうですが、こうやって日常的に起こる症状にも心配が絶えませんし、病気との関連性を常に考えてしまうものなんだと思います。
今回も、「アルツハイマー型認知症」という視点からお送り致します。
放送をご覧になっていない方のためにも、まずは第7話のあらすじから。

『大恋愛〜僕を忘れる君と』第7話あらすじ

尚(戸田恵梨香)に、「別れよう」と伝えた真司(ムロツヨシ)。
真司(ムロツヨシ)が急ぎで病室に駆けつけると、意識が朦朧とした尚(戸田恵梨香)と公平(小池徹平)がキスをしていた。
目の前で起こった出来事に困惑する真司だったが、尚は真司を認識していない様子で…。
失神の原因はわからないと言う侑市(松岡昌宏)に食ってかかる真司を、薫(草刈民代)がなだめるのだった。
大事なときに一緒にいられなかったと悔やむ真司。翌朝、尚は、公平とのキスも、真司を認識できなかったこともすっかり忘れてしまっていた。真司は公平を問い詰め、警告するが…。
そんな中、真司は小説の続編を書く決心をする。
一方、尚は、症状が改善されたらこどもを産みたいと侑市に相談するが、帰宅するとそんな話をしたことも忘れてしまっていて…。

というのが、第7話のあらすじです。

第7話で、わたしが気になったこと

今回も、尚は病院でアミロイドPETでの画像検査を受けていましたね。
長谷川式認知症スケールの検査も受けていましたが、明らかに、尚の答える速度や能力が落ちていました。
設問のひとつに、3つの言葉を覚えておき、時間を置いてからもう一度答えられるか、というものがあります。

尚は「桜」「猫」「電車」と3つ復唱して、カウンセラーから後で同じことを聞きますから、と言われていたのに答えられませんでした。
たった数分前の記憶が思い出せない・・・これは短期記憶とか流動性記憶とか言われるものです。

よく高齢者ドライバーによる事故のニュースがされていますが、彼らも運転はできる、場合によっては給油もできる、家族に運転を止められないように隙間をみてキーを取ることもできます。
尚と同様に、日常生活動作(ADL)は成立している。でも実際には認知症者であり、症状は日々進行している訳です。

日常生活動作(ADL)とは?

ADLのAはアクティビティー(動作)、DLはデイリーリビング(日常生活)を指しています。
人が日常生活において繰り返す基本的かつ具体的な活動のことであり、主に食事、排泄、着替え、洗面、歯みがきや、移動、入浴などの基本的な行為、動作のことです。

『日常生活はできている。』という判断はとてもとても危ういものだと思います。
また、健忘を伴わない認知症があることはあまり一般には知られていません。

例えば「前頭側頭型認知症」。
これは攻撃性や社会性が乏しくなるのが特徴です。例えば人が変わったように万引きや暴言をするようになった方はこれに該当している可能性が考えられます。
非常に若年性で見られることもあり、注意が必要です。

MCI(軽度認知障害)の段階でも非健忘型は見られます。

非健忘型MCI・単領域障害  → 前頭側頭型認知症

非健忘型MCI・多領域障害  → レビー小体型認知症

このように分けることができます。
非健忘型MCIは、健忘型MCIと違って記憶障害がありません。また、会話も普通に交わせるので、家族も異常に気づきにくいため注意が必要だとのことです。

『大恋愛〜僕を忘れる君と』は、いよいよ後半に突入してきました。
公平(小池徹平)という、不審な人物も登場し物語を引っ掻き回しそうで、目が離せません!
これからも、ドラマを楽しみつつ、私なりにまとめた内容をお送りしていきたいと思います。